Je t'aime
「そりゃそうだよ


女だもん。


男に見える?」


あたしの言葉を聴くと


やっぱり…という顔で


瞬はため息をついた。


「そぉゆぅ意味じゃなくて。


友達じゃなくて、好きな女に見える。」


「は!?」


何よりも先に声が出た。


あたしにとって瞬は


友達以外の何者でもない。


「だからさ…つきあって?」
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