神の使者
「ごめんなさい。僕が死んだからパパもママもケンカしてるんでしょ?」
その言葉に父親は祐介を抱きしめながら優しい声を出す。
「違うよ、祐介。祐介は何も悪くない。悪いのは祐介を守れなかったママなんだから」
「それでもあなたは父親なの?」
母親の顔が曇る。
「事実だろ!」
「ママを苛めないで!」
祐介が止めようとした時、スーっと祐介が消えた。
「俺の力じゃ長く持たないか…」
神の使者はその者の力に応じて叶えられる願いなどが変わってくる。
零ほどならもっと長く祐介の姿を保ってられるが、達也みたいな新米だと数分と持たない。
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