神の使者
そして右手には刃先が尖った身の丈ほどある鎌。
絵本から飛び出したままのそいつは…。
「…死神?」
悪魔との違いなんて見た事ないけど、死神としか見れない。てか、出て来るの早すぎだろ。
零には出会ったらすぐに逃げろと言われているが、俺だけ逃げたら祐介が狙われる。死神がどっちを狙ってるのか知らないけど、祐介を置いて逃げる訳にはいかない。
と、死神がこちらにゆっくりと近付いて来る。
「俺を狙ってる?いや…!?」
あいつの狙いは祐介だ。
「祐介!」
達也が気付いたと同時に死神が祐介に向かって黒い羽を飛ばした。神の使者と同じような羽だが、明らかに危険なものだ。
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