嫌いの反対
実は、あたし達は入り口の前で話していて、通行人の邪魔になってたんだよね……。
あはっ☆
…………すみません。ついつい調子に乗っちゃって。
あたし達は教室に入り、黒板に書いてある自分の席へと座った。
あたしの席は窓側から2番目の列の1番後ろだった。
紗月は、斜め右前であたしと席が近いから2人でまた喜んだ。
歌菜ちゃんは、あたしの列の前から2番目の残念な席だ。
紗「夢乃!!席も近いし、あたし達チョーついとるやん!!」
紗月が後ろを向いて話してきた。
夢『ほんと、あたしら最強じゃん。』
紗「やんなぁ。」
夢『ねぇ…紗月、口調が戻ってるよ。』
紗「やばッッ!!。」
夢『紗月、やっは無理なんじゃないの?』
紗「だよねー……。もどそ!!」