らっく!!~番外編~
幸せの終わりは私の予想以上に速かった…
その日も愁の家で過ごすことになっていた
私は紘一さんがうるさいので(紘一さんは婚約してから余計過保護になりました…)一旦家に戻ってから愁の家に出掛けることにした
お気に入りの洋服に身を包み、髪を整える
多分帰りは遅くなるだろうからキチンと紘一さんにその旨を伝えた
……まあ…半泣きになってたけど…
寂しそうにいじけだした紘一さんをリビングに残し私は玄関をでた
午前中に降っていた雨も止んで、夕陽が辺りを照らしていた
私はその中をゆっくりと歩いていく…
愁の家であんなものを見るなんて知らずに…