らっく!!~番外編~
「っ!?えぇ―!?」
かなり…恥ずかしいんだけど!!
『婚約解消するって言った罰♪」
愁は心底楽しそうに鎖骨の下辺りを指差した
『早く…』
愁の艶っぽい顔に反論の言葉を失う
私は愁の指差した所に唇を近づけた
「ん…」
小さく色づく赤い印…
私のものって証…
少し嬉しくなった
『これで俺は美弦のものだから。二度と婚約解消なんてバカなこと言うなよ?』
「うん…」
私は愁の暖かい腕の中で改めて幸せを感じた
ホントにバカだ…
愁は私のことを重いなんて思ってなかった
私の重さをものともしない器の広い人だったことを忘れてたみたい