桜の木の下で
「なにも凄くないぞ。大事な時になに1つ出来ぬからのう・・・」

刹那・・・・本当に本当に百合さんが好きなんだね。

何だか・・・淋しいな。

ん・・・・・?

淋しい?

なんで・・・・?

私は疑問を振り払うように頭をふった。

「ん?どうかしたか?」

「な、なんでもない!!」

「そ、それよりなんで刹那はわたしが桜乙女って分かったの?」

「おぬしの唄声じゃ。」

「歌声??」

「そうじゃ。代々歌声をきいておるがなにも感じなかった。だか、おぬしの歌声をきいて澄んだ声じゃなと思ったのじゃ。そしてわしは目覚めた。」


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