桜の木の下で
「なにも凄くないぞ。大事な時になに1つ出来ぬからのう・・・」

大切なものを助けられる
男じゃからの・・・

そう答えると瑠璃は暫く黙り急に頭をふりはじめた。


「ん?どうかしたか?」

「な、なんでもない!!」

慌てたように答える瑠璃。

「そ、それよりなんで刹那はわたしが桜乙女って分かったの?」

「おぬしの唄声じゃ。」

わしは率直に答えた。

「歌声??」

「そうじゃ。代々歌声をきいておるがなにも感じなかった。だか、おぬしの歌声をきいて澄んだ声じゃなと思ったのじゃ。そしてわしは目覚めた。」

そう・・・・
きっと桜乙女の能力だけではなく、瑠璃の歌声だったから目覚められたのだろうな・・・




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