イジワル執事が子猫サマを独占?しちゃうお話*

キスが降る。

おでこ…鼻…唇…耳…首筋…鎖骨…。



やだ…やだよ…

助けて…



「…っや…」

怖い…怖いよ…。



そっと太ももに大きな手が触れる。



「ひゃっ…!」

顔が熱い…。




ふっ、と笑い声が聞こえた。

目を開ければ優しく微笑む奴がいて、あたしと目が合うと優しく頭を撫でた。



心臓がドキドキする…。

きゅっ…と奴の服を握る…。



キスが唇に落ちた。
触れるだけのキス…。


あたしの胸がキュンと軋んだ…。



こんな感覚初めて…。
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