大切な君へ


それから私は


毎日その男の子と


挨拶を交わすようになった

名前も学年も知らないのに…


そんなある日


私は決意していた


(今日こそ名前を聞こう)


いつものようにバス停で男の子を待っていた


いつもの1、2分が


10分位、長く感じる


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