弱虫な君と約束を

最後のプリントを拾って白井に渡した

「…ありがとうございました」

「どーいたしまして」

白井がプリントを持ち上げたから
私もとなりにおいといたプリントを持ち上げた

「そのプリントって何処に持ってくの?」

「…教室です」

私の記憶上クラス一緒だったから
持ってく場所も一緒だよねっ;

「じゃあ 一緒だね」

別に変な顔とかしてないから
今の会話にも
私の記憶にも
誤りはないはず!!

とりあえず
目的地が一緒なので
並んで歩いてみたりする







「へぇー 白井って転校生だったんだね」

「…はい 中2のときこっちにきて
上手く友達が出来なくて、今にいたります」

わりと明るい調子で言ってるけど
それ問題じゃん;
…だから
若ちゃん白井のこと嫌いなのか?
うじうじしてるから

!!

「じゃあさっ 私が白井の友達1号ね!!」

これで白井のうじうじがなおれば
若ちゃんと3人で仲良くできる!!

「へぇ!?」

私の提案に白井はすごくびっくりしていて
足を止めたので
私も止まってみる
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