あたしの愛、幾らで買いますか?
あたしは上半身だけを起こして

彼の部屋を見渡す。

散乱する洋服や下着

きっと今までだったら

気にも留めていなかったけれど

とても、

凄く恥ずかしい。


理由?

そんなの知らないけれど。

とにかく恥ずかしかった。


イケナイコトをした気分だった。


「…朔羅」


あたしは溜め息と一緒に

一番欲しい温もりの持ち主の名前を

呟いた。



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