あたしの愛、幾らで買いますか?
【あゆ、どうしても会いたいの?】


朔羅から、そんなメールがきたのは

5分後の事だった。


【うん】


あたしはそれだけ返した。

そして、

今までにないくらい早く

返事が来た。


【じゃ、今から行く】


その返事がとても嬉しかった。

彼の黒い黒い車で来るのだろう。

甘い甘い香水に狂わせて貰おう。

きつくきつく抱き締めてもらおう。

息が詰まるほどの長い長いキスもしよう。


彼の言葉は、まるで魔法だ。

それだけで、あたしは幸せになれる。

彼なしでは考えられない。

この先、あたしは彼しかみないだろう。

というか、

彼しか見えない。



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