あたしの愛、幾らで買いますか?
その笑顔は朔羅そのものだった。

写真には丁寧に小さな箱を渡すところや

ネックレスを首にかけて

あげるところまで載っていた。


隣に写っていたのは

制服を着ている

あたしだった。

カバンに一つだけついている

キーホルダーが目印となった。


―チャリン…


あたしのカバンについている

キーホルダーが小さく鳴る。

よくあるキーホルダーだけど、

良く見ると髪形だって

靴だって

制服だって

今のあたしと一緒。

ただ、一つ違うのは

ネックレスを貰った日から

あたしのアザ達は増えている事。


それだけだった。

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