先生、大好き


颯君と楓ちゃんは自分の荷物を持ち、私たちを見て言った。


「「すみません!今日は帰ります!」」


バッと頭を2人は下げ走り去っていった。


「…双子ですね」

「いきぴったり‥」

「あいつらはいつもあんな感じ」


私は改めて双子の凄さを感じた。

2人が帰った後、私達は片付けをし始めた。

全ての片付けをし終わるころには7時30分を過ぎていた。

栗栖さんと大馳君に家まで送ると言われ、お言葉に甘えることにした。

学校を出た私達は真っ暗な空を見上げながら、先生のことなどを話した。

大馳君は時折あくびをしていたけれど私や栗栖さんの話に相槌やツッコミをいれていた。
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