恋の家庭教師

しばらくサッカー部の練習を見てると、サッカー部の部長さんがこっちに気づいた。

「集合っ!」と部長さんが声をかけると、部員の人たちが部長さんの周りに集まる。

そこで、みくに手招きした。


みくは小走りで部長さんのところに向かったけど…私はどうすればいいのかなぁ?

…なんて考えてたら、
部長さんが私も呼んでくれた。


…それはそれで困るんだけど。(笑)


「新しくマネージャーになりました、花川みくです!これから宜しくお願いします!」

みくの可愛らしい自己紹介に、部員の人達は早くも「可愛いー!」なんて言ってる。

「…はい、次。」
部長さんがそうしきると、部員全員の視線が私に集まる。

「えっ?!!」

「君もマネージャー希望でしょ?」

「いえ…違いま――…」

「一人より二人の方がいんだけどなー…やってくんないのー?」と、部長さんの圧力…Σ(゚д゚lll)


助け舟を求めようと、
咲坂くんを見ると、うんうんと頷いてる。

えぇ…みくは?!


みくは…激しく首を縦に振ってる。


…そんなに?!



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