ただ君が好きで
「もう、未玖たちは未玖たちで買い物しよーか」
「うん、そうしよっか」
もうそれしか選択肢は残されてなさそうだ。
何だかんだ言って、久しぶりのガールズトークは盛り上がった。
未玖と和樹くんの進展について語りまくる。
未玖たちは順調みたいだし…。
ちょっと心配してたから、本当に安心した。
そのあと、レディースショップで買い物してると、和樹くんから未玖の携帯に電話がきた。
「もしもし?」
“おー未玖?今どこいる?”
「三階のレディースショップだよ」
“今から4人で俺ん家に集合しない?って話なんだけど”
「分かった!雪菜にも言っとく。今から向かうね」
“了解ー。じゃあな”
と言って、電話を切った。
「雪菜どうしよっか」
「うーん…暇だから行こうか」
「そうだね」
あたし達は今買った服を受けとって、家に向かった。