ただ君が好きで


「いらっしゃい、ゆっくりしていってね」

部屋に入るなり出迎えてくた女の人。


えっと…お姉さん…?

「あっ、お邪魔します」



あたしは慌てて挨拶した。




ひえーっ和樹くん、お姉さんいたんだぁ。


なんて思ってると、

「和樹のお母さんなんだって」

海斗があたしの考えてる事が分かったのか、横からひっそり教えてくれた。





えぇぇぇ若っ
何歳ですかー!?

なんか、さっきから和樹くんにはビックリしっぱなしだよ…笑。




「ねえ、みんなでこれやろー!」


といって、未玖が、和樹くんの机から取り出したのは…





トランプ。




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