ただ君が好きで



優しい声なのに
今は混乱を与えるよ…。



「うん、ごめんね」

あたしは謝る。




“そっか…ゆっくり休めよ。あとで見舞い行くから”




「うん、ありがとう…」


“じゃあな”


そう言って電話は切れた。




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