奪愛-DATSUAI-
文也が教室の入り口で両腕を右上に上げてポーズをとっている。


「あ、トイだ」


和輝が指さして言った。



「トイが来たぞ」



秀二が面白そうに言った。



「最近俺様が来なくて寂しかっただろ~?



慎素直にそう言えよ~!」



文也が慎の席まで近づいてつんつんと慎の背中を人差し指でつつく。



すると慎が突然がばっと起き上がった。
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