奪愛-DATSUAI-
「あの二人凄くらぶらぶだった・・・・ね・・・?」


あたしが笑顔で亜紀ちゃんの方を振り返ると亜紀ちゃんは目を見開いて硬直していた。



「亜紀・・・ちゃん・・・?」


「あっ!あ・・・、何?千恵」


小さく顔を振ってあたしの声に気付いたようだ。



「大丈夫?亜紀ちゃん」


「うん、大丈夫・・・」



もしかして・・・亜紀ちゃんて慎くんのことが・・・・・・


もしそうだったならあたしひどいことしちゃったな・・・。



もうあたし今日だめだ・・・・・・


人を傷付けてばかりいる・・・
< 129 / 145 >

この作品をシェア

pagetop