本命チョコレート
「夕菜…どうかした???」


移動教室に向かう私たち……


少し、夕菜の歩きがおかしい。


いつもより……早い。



ふと後ろに振り返る夕菜。


「べーつーにー、なんでもないですぅー」


やっぱりおかしい。


「そう、」



「ってかさ、……ぶっちゃけ、どうなの?好きなの???」


「えっ?」


「だから、ひっちゃんのこと。」


「えっ?」


「好きなんでしょ?ひっちゃんのこと、だったら…もっと素直になったらどうでしょうか??」



歩いていた足が止まった…




「ねっ?その方が楽しいよ?私協力するからさ。」





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