春風と共に 続
「なんで、テメエがいるんだよ?

さっき、日本を出たんじゃなかったのか?」

「いやー

タッパにさんまの味噌煮を詰めるのを忘れててさ―」

「いや、忘れてていいよ・・・

まさかー・・・」

こいつってさんまの味噌煮に恋をしてる!?

さんまが好きなのか?

それとも、味噌が大好きなのか?

まさかそうなのか?

それはダメだ!!!

こんな幼い子供がこんな恋なんて許せん!

日本に来て汚染されたか!?

まさかのそうなのか!?

落ち着け、秋山悠よ・・・

落ち着くんだー!!

ん?なんか嫌な予感がしてきた・・・

誰かが、こっちに来る・・・・

なんか、やっかいな奴が――

「キャ――

ミシェル様――!!

私を置いてくなんてひどいわ・・・」

「ま、まさか・・・

ルイ・シェエンドなのか!?

なんで、ここに居るんだよ!!!」


「そ、それは・・・・

あなたを連れ戻すためよっ!

それで、国に戻ったらすぐに

結婚してー・・・」
< 43 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop