嫌いなあいつは婚約者



何故か、モヤモヤした。




こういう時ぐらい頼ってくれてもいーのに。









……いつもは、マジでウザい。



実際、こいつに会うまではこんなにウザい女が存在するだなんて思ってもみなかった。






でも、無理して強がって、しかも泣き顔まで見せられたら、面倒見るしかねーだろ。






俺の中の、兄心が疼いた。




んで、俺はぶっきらぼうに、さりげなく護衛してやったんだ。











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