嫌いなあいつは婚約者


帰り道。
一緒に帰っている松田は全く喋らない。


話しかけてもずっと無言で、正直腹立つ。







「ねぇってば!」


「………。」




「………いーよ!そっちがその気なら!」




もう知らない!と足早に松田を追い越したとき、パシッと腕を捕まれた。




「………何よ?」


「…………。」










.
< 235 / 335 >

この作品をシェア

pagetop