嫌いなあいつは婚約者
ぐるぐると考えてると、こっちをじろじろと見たと思ったら、松田はとんでもないことを言った。
「服、着たら?」
「!?」
急いで確認すると、とても見苦しい格好をしている。
バッとシーツを被ると、松田を睨むように見た。
「んな睨むなって!別に俺はあのままで全然良かったんだぜ?」
「この、変態っ!!」
「なんとでも?」
やっぱり前言撤回!
可愛いと思った松田は、やっぱり変態で憎たらしい奴だった。
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