嫌いなあいつは婚約者


>>幹也

「っいきなり何すんだよ!」



体を勢いよく押され、地面と激突した俺は怒って振り返る。



するとそこには、血を流して倒れている瑠璃がいた。




「………は?」


あまりの状況に何も言えない。


それほど、目の前の惨状は酷かった。






通りすがりの人が、急いで救急車を呼んでいる。

その間も、何もすることが出来ずに固まっていた。











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