嫌いなあいつは婚約者
急いで近くのトイレから出る。
「はぁーっ、さっぱりした!!顔が重かったんだよねぇ!!」
トイレから出て、ふーっと息を吐く。
すると、手をガシッと捕まれた。
「あのー、まだ手洗ったばかりで濡れてるんですけ…ど………!!」
そこにいたのは、私の父。
「見つけた。いい加減にしなさい。」
「いーやぁぁぁぁあ!!」
そうして、父さんに引き攣られるようにして連れてかれる。
油断した。
…………不覚だっ!!
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