キマイラ
第五章 夏休み

一節 三者面談




7月24日。
夏休みになって2日経った。
昨日は昼まで寝て、一日中ぼーとすることができた。
たまにはそういう日もいいんじゃないかと思う。
今日から課外授業だし。

普段学校に行くのと変わらない時間に起き、支度を始める。
親に夏休みも学校に行くと伝えたら、弁当の代わりお金を渡された。
弁当作る時間を寝てたいそうだ。
俺は課外が始まる時間から逆算して学校に行く前にコンビニに寄ることにした。

今日は英語と日本史。
初日から苦手教科で萎えるが、愛澤さんに会うためだ!


俺は課外が行われる教室に向かった。
夏休みだしクーラーはついてるだろう。
俺は涼しい教室目指して急ぎ足で廊下を歩いた、が。



「あの、すみません」



後ろから声をかけられた。





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