悪魔に恋した天使
「どうせ、今度から飯作れとか言うんだろ?」

うぅ~・・・コイツ、エスパーか!!

もういいよ!!

こうなったら、やけくそで作ってやる!!(笑

「ごちそうさま!」

あと20分。

まだ間に合う!!

「ユウキ!行こう!遅刻だよぉ~!!」

「うるせえよ、そんなことわかってんだよ!てか、お前が寝坊したんだろ。」

「え~・・・そうだったっけ?」

「うぜ」

このやろぉ・・・マジで付き合ってんのかあたしたち(笑

「ほら、手。貸せよ」

「え?」

「走るから・・・転ぶなよ?」

「うん・・・/////」

今実感がわいた。。。

付き合ってるという実感が。。。

「何赤くなってんの?まさか・・・照れてんの?」

ユウキは、小馬鹿にしたようにあたしを笑った。

「ち、違うよ!そんなんじゃない」

「ふ~ん・・・じゃ何?」

「もう、いいじゃん!早くいこ!!」

あたしは、ユウキの手をひっぱり学校に行く足を速めた。

あたしの家から、学校はそんなに遠くない・・・はず。

歩いて15分、走って10分くらい。

遅刻するとか言っても、今8:25。

40分からホームルームだしまだ時間はある。

てか、もう学校なんだけどね(笑

「思ったより、早く着いたな」

「そうだね~」

「・・・・・」

「・・・・・」

その後は沈黙。

ホントは話したいんだけど、何話そうか考えてる。

「あ、」

あたしが何話そうか、考えてるうちに沈黙を破ったのはユウキだった。

「なに?」

「あのさ、ルナって部活入ってんの?」

「うん、入ってないよ?・・・なんで?」
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