無気力少年



「ごめっ‥ちょっと、ぐふっ面白かった」



「え?な、え?」



理解できずにアタフタしている香山君は何となく犬っぽかった



「ごめん、ごめん‥で、何の話してたんだっけ?」



「俺の、見た目?」



あぁ、そうだったそうだった



「とりあえず、今度俺と美容院行こうか」


「は、え?」



「その見た目じゃみんなに嫌悪感抱かれるから、改善しろ」



俺がそう言うと
香山君は

「お前に言われたかねー」

みたいな目をした。
喋ってないけどな


でも確かにその通りだな

俺も見た目改善しようか、
いや‥面倒くさい



「まあ、とりあえずケー番教えて」


「あ、うん」



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