ハルオレ☆ -後篇-


そして耳元で囁いた。








「遥。お前、観奈が令嬢なんて言ってみろ?明日、お前の机に綺麗な生花が花瓶に生けられて置かれるからな?」








「す、すみません。」








うわ~( ̄▽ ̄;)
そういや、観奈がお嬢様関連だということ内密っていうことすっかり忘れてたよ。








でも生花に花瓶って…彼方様俺を殺す気ですか!?(゚ Д゚;)








俺がそう思った直後、彼方は俺の身体を突き放すように離す。








「でも頭脳だけじゃない、運動や芸術。観奈はあらゆるものを叩き込まれてきたからね。」








た、叩き込まれたって…( ̄▽ ̄;)
観奈…いったいどんな教育を受けてきたんだよ。








「正直、僕より凄いかも、ね。」








「か、彼方より凄いって…そ、想像つかないな。」








「うーん。そうだね。例えば、観奈と一対一でまともに何を競っても僕は勝てないだろうね。…あ、そういや、過去に一度だけ殴り合いになるほどの大喧嘩をしたことがあったけど、あの時は…生きていたのが不思議なくらいだったよ。そんな感じ?」








( ´;゚;ё;゚)・;’.、・;’.、ゴフッ!!







そ、そんな感じってなんなんだよ━━(゚ Д゚;)━━!!
てかそんなに観奈はお強いんですか?








あ、そういや、前に彼方を背負い投げしたこともあったし、観奈本人が『あたしより喧嘩弱いし』って言ってたけど。
やっぱり彼方の話、マジってことなのかな?

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