肉きゅうを触らしてくれるなら
ゆっくり家に向かいながら、彼の家から出てきた知らない女性のことを思い出していた。流行りのふわふわした可愛い服を着て、目の回りを黒く囲んで大きく見せて、バッサバサのツケマをしていた。横から見た彼女は思ったより鼻が低かった。
私みたいな薄メイクにシンプルな格好をした人より、ああゆう風な人の方がモテる。失礼な言い方だけど…、そうなのだから仕方がない。
「はは、あはははははは!」
気づくと、大声で笑っていた。