金髪少女と太陽少年~不器用恋モノガタリ~
・・・ってこの制服、
うちの高校の制服じゃん!!!!!
「ぁ、有名な綾科さんじゃ―ん★!
まさか声かけてくれるとわ 笑」
「え、あたしそんな有名?汗」
「噂とか結構あるよ??
親を半殺しにした―とか、
中学の頃、先生おどして内申あげたとか!!」
ゲッ、なにそのまっさらな嘘!!!
「それ全部嘘に決まってんじゃん!!
半殺しとか、いくらなんでも・・・笑」
「だよな―!!
さすがにそれは俺でも疑ってたよ!笑」
なんか、こいつすっげ―おもろい・・!
「あ、そだ!!名前教えてよ、名前!!」
「俺の名前は、大塚彼方(Ootsuka Kanata)
クラスは1-D。よろしくな!」
「じゃ、彼方って呼んでいい?!
あたしの事は望愛って呼んでいいし!!!★」
「よろしくな、望愛!!」
彼方は本当いい奴。
無邪気な笑顔に、太陽のように明るい茶髪。
気が合いすぎで逆に気持ち悪いくらい 笑
好きなバンドも、
好きな歌も、みんな一緒だった。