空色LOVE
―――――――――――





4月の桜は満開である。




ピンク色の花びらが少し鬱陶しいほど。








「合コン楽しみやね」




にふふ、と笑う友達。








「もしかして女子って私と優菜(ユウナ)だけ?」





優菜とは、合コンに誘ってきたこの友達のことである。








長い髪を茶色く染めたいかにもチャラそうな女で、実際チャラい。








「ううん、あと2人だけど、他校の子だから先に行ってる」





優菜は指を2の形にしてリップを塗りだした。






私はふぅん、と呟いて前を向いた。
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