流星ラジオ
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「海月、お花見行こ!」
温かい日差しの差し込む部屋で、羽美が突然言い出した一言。
海月はきょとんと目を丸くした後、のんびりした口調で訊ねた。
「…どこに」
「近くにお花見スポットがあるんだって!行ってみようよ」
小さい体でぴょんぴょん跳ねながら誘ってくる彼女が愛しくて、彼は小さく頷いた。
「ん、いいよ」
羽美と海月の身長差は30センチ。
最初のうちは親子のように思えて嫌だと思ったこともあったが、もうそんなことはどうでもよくなっていた。
そんなアンバランスさを見せびらかすように、2人は堂々と胸を張って外に飛び出した。