【完】愛する君と、



あたしはドアを少し強くノックした。

「はい、はーい…って、橘ぁ?!」

坂本は目を丸くしていた。

中からは、同じクラスの男子が「橘?」「なんで?」と話している。

見ると、みんなでトランプをやっていたらしい。


「楽しみの途中ごめんね」

「いや、別に…。それより、どうした? 原田は、一緒じゃねぇの?」

「千里は学級委員長で集まり」

「そっ、か…」



「千里に会いたいの?」

「それは違う…。彼氏いる女に『会いたい』なんて思わないって」


まぁ…そうだよね。





< 120 / 464 >

この作品をシェア

pagetop