【完】愛する君と、
コイツの隣で歩くのなんて…すっげぇ久しぶりな気がする。
最後は中二…? いや、中一か?
そんな事を考えていると、隣から話しかけられた。
「なぁに考えてるの?」
「ん、いや…最後にこうやって一緒に歩いたのはいつだったかなぁって」
「…」
「? なんだよ」
伊藤は目を丸くしていた。
「…直紀の好きな女の子の事だと思ってたから」
「あいつの事は、毎日考えてるってっ」
「…」
伊藤は、また悲しそうな表情をする。
こんな表情、初めて見た気がするんだけど…。