【完】愛する君と、



「とりあえず、今日は休め。ケータイ、借りるぞ」

俺は優のケータイで千里ちゃんに電話をした。

『はい、優?』

「ぁ、俺、直紀」

『ぇ、な、なんで?!』

「ちょっとな。今日さ、優熱で学校休むから。担任によろしく。谷先ってまだいる?」

『ぁ、谷岡先生? いるけど…』

「俺の名前出せば、許してくれると思う」

谷先には、気に入られてたし。

『わ、わかった…。ぁ、あたしお見舞い行くよ!』

「いや、俺が一日中看病するから」

『ぇ…』

「ってことで、優と会えるのは学校で。じゃ」

『ぁ、ありがと…』


俺はケータイを閉じた。




< 314 / 464 >

この作品をシェア

pagetop