万華鏡


ワンルームの部屋の壁際に置いてあるベッドの側に座り、頭を乗せた。

そこから目に入った写真。

立ち上がってそのフォトスタンドを手に取った。

それは昔、幼なじみと一緒に撮ったたった一枚のツーショット。

中二の私と小六だった彼。

写真の中の私は膨れっ面で、彼は満面の笑みでピースサインをしてる。

私が人との深い付き合いができなくなった理由がそこにはあった。




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