【完結】永遠の愛を〜愛してるのはあなただけ〜
立ちはだかる壁。







「あなたが佐倉さん??」



「え??あっ、はい。そうですが……」



仕事を終えて帰ろうとした時、誰かにそう呼び止められた。



「よかった、あなたが佐倉さんねぇ」



「あのっ……」



「あら失礼。自己紹介まだだったわね??はじめまして。わたし、藤堂静香と言います」



「えっ……??」



このひとが藤堂さん……??



ってコトは……。



「……あなたが藤堂さん」



「そうよ。あなたも知ってるとおり、恭平さんの妻だったわ」



「……あなたが一体、わたしになんの用ですか??」
< 188 / 655 >

この作品をシェア

pagetop