【完結】永遠の愛を〜愛してるのはあなただけ〜
その大きな手が触れたわたしの頬は、温かさを増していた。
「課長……好きです」
自然と口からこぼれたのは、その一言だった。
「―――――オレもだ」
課長に触れられた頬が熱い……。
わたしの頬、今すごく熱を帯びてる。
「瑞紀」
「んっ……」
返事をする余裕さえくれないのは、課長のその唇。
わたしの唇を塞ぐ課長は、わたしになにも言わせてくれない。
「……っ」
呼吸をするのも精一杯で、課長のその深いキスに追いつく余裕なんてない。
……課長は意地悪だ。