おもちゃのユビワ
三上とゆみは楽しそうにどんどん進んだ。



秀二は気が重かったが、愛に申し訳ないので、無理をして話した。



「君の学校は女子校なの?」



「そう。案外女子ばかりも楽しいよ。更衣室に行かないで教室で着替えたりしてね。こないだなんて担任が入ってきちゃって、慌てて逃げてったの。担任は男なんだ。」



「へ~」



(お気の毒に…。)



秀二が愛に質問すると、愛はどんどん話した。おしゃべり好きらしい。



「部活とかは?」



「入ってないんだ。中学まではバスケだよ。でも背が小さいから補欠。秀二くんは?」



「俺は陸上。といっても春から始めたばかりだけど。」



「スポーツ万能そうだもんね。」



「そんなことはないけど。」



話しているうちに二人はだんだんと打ち解けてきた。



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