おもちゃのユビワ
「おいおい秀二君、どうしたね?さては恋煩いかね?」



三上がからかいながら、秀二の肩に手を回し、のしかかった。



「うっせーよ、重いっつーの。」



秀二は三上を払いのけると、プリントを集め出した。



「はい、これ。集めた分のプリント。」



一人の女の子が秀二に話しかけてきた。その子は自分が集めたプリントを秀二に手渡した。



「あ、どうも…」



背が低く、髪の長い女だ。



(名前なんだっけ?ていうか、誰だっけ?)



「私、先生に用事があるんだ。一緒に先生のとこ行っていい?」



「…ああ。」



秀二は断る理由もないので一応返事をしてみた。



(なんだ、こいつ。変わってんな。)



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