おもちゃのユビワ
「ふふ。あの様子じゃ秀二は絶対走るな。」



ナオは自分の部屋に戻っていた。秀二が陸上部に入部する事を確信した。長年の付き合いから勘が働く。



「目キラキラさせちゃってさ、秀二は子供みたいだな、まったく。応援には行ってやるかな。」



そう独り言を言ってから少しモヤモヤとした何かが込み上げたように感じた。



「小池さんか…秀二に気があるんだろうな。きっと。」



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