アクアマリンの秘密【外伝】
「あぁ?その声は…。」

「あっ!!忘れてた!!」

「…このベッドすっごくふかふかで気持ちいいね♪
おはよっ!!星来!!」

「おはよう、桃依…。」

「桃依…てめぇ…。」

「うわっ…なんで怒ってんの、蒼刃?」

「なんでじゃねぇだろなんでじゃ…!!
つーかここは俺の部屋で…。」

「だぁってぇー蒼刃がヘンな気を起こして星来を襲っちゃうかもしれないでしょ?」

「襲うっ!?え?どういうこと!?」

「お前はいいから!!」」

「ほらほらー。星来はこぉんなに無防備なんだもん。
だからボクがこっそり忍び込んだんだよ!!まぁ結局何もなかったんだけど、自分の部屋に帰るのもなんだか寂しかったから、星来にぎゅーっとして寝ちゃったってわけ。」

「…桃依…てめぇ…歯ぁ食いしばれ。」

「へ?」

「今日という今日は許さねぇ…。お前をボコボコにしねぇと気が済まねぇ…。」

「きゃーっ!!星来助けて!!」

「わっ!!ちょ…蒼刃、乱暴は…。」

「うるせぇ!!邪魔すんな!!」





「なんだよ騒がしいなぁ…。って桃依?なんで蒼刃の部屋に…。」

「あー…緑志、おはよー。
あのねぇ…オレの推理だと…桃依が忍び込んだんだよきっと。二人の邪魔するために。」

「邪道だな。」

「星来のこととなると二人はライバルだからなぁ…。ねぇ紫紀?」

「…主に本気なのは蒼刃だけだがな。」

「言えてる。
蒼刃にとって…桃依は永遠のライバルだね。しかも星来は色んなものの自覚なし。こりゃー強敵強敵。」

「白斗、楽しんでない?」

「楽しんでるー♪」

「お前は昔から本当に趣味が悪い…。」



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