最強姫様×最強俺様〜the first love〜



そろそろあたしも
おいとましよおかなと
思って来た道を
戻ろうとしたら
石につまずき
転んでしまった。



「痛っ!!」

しくった!!
うわっ絶対気付かれた!!


足音が近づいて来て
とうとう目の前に
立たれてしまった…



恐る恐る顔を上げると…



夜斗だった。



え?こいつが
コクられてたの?
女の子に同情する…



「盗み聞きとか
タチ悪いこと
してくれるねぇー。」



「べっ別に盗み聞き
じゃないし!!
たまたまだし!!
それに、興味ない!!」


「あっそう」
いきなり夜斗が
不機嫌になる。


いや、いっつも
不機嫌だけど何か
表情が違うような…



そんな事を考えてたら
夜斗はあたしを置いて
さっさと戻ってしまった。


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