失恋少女とヤンキーと時々お馬鹿



この空気は、苦手だ。


よし、ぶち壊そう!


「そ、そんなに見られると照れるんだが」


「黙れ」


「あい……」


怒られました、


「あの、どうして分かったの?あたしが来たこと」


「超能力だ」


ねぇ、あたしよりふざけたやつ、陽がここにいるよ。


こいつは怒らなくていいの?


「……嘘だよね?」


「あぁ、」


一瞬、陽なら超能力使えるんじゃないか?と思ってしまった。


「ドアに穴あけたんだよ。ドアスコープが欲しかったから」


チラッと後ろを見ればあきらかに殴って穴が開いただけって感じの状況。


ドアスコープって……


「この穴からアタシが見えたんだね」


「ドアスコープだ」


「うん、ごめん、ドアスコープだったね」


もはやどうでもいい。


「座れば?」


「あ、はい」


亜美が座ると優真君がシュークリームを持ってきた。


「ありがとう」


「いいえ」


き、気まずい。


なかなか話してくれない。


頼む、誰か喋ってくれ。


「……今日、大翔いないんだね」


「家の事情だ」


誰か陽が怒っている理由を教えて。


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