失恋少女とヤンキーと時々お馬鹿
楽しそうにあたし以外と話す颯太君。
軽く、いや、かなりへこむ。
「……あたし、嫌われてますよね?」
そっと大雅に聞いてみた。
「んなの聞かなくても分かんだろ」
あんたに心やさしい言葉を若干期待したあたしが馬鹿でした。
「仲良くなりたい」
「頑張れ!」
「棒読みだぞ」
これ以上の会話は無駄だと判断しました。
みんなで海沿いの道を歩いていると、改めて海というものは美しいと思った。
今はまだ人がたくさんいるけど、晩ご飯を食べた後にでも散歩に来ることにした。
――きっと、綺麗だ
民宿に着いたあと、部屋割りが発表された。
亜美だけの部屋。
陽と颯太君と大翔の部屋。
大雅と優真君の部屋。
部屋に入ってカーテンを開ければ海。
「海だ……」
「当たり前だろ?」
「ぅおいっ!何で陽がおんねん!」
「何で関西弁やねん」
のってくれた。
もっとアゲアゲで言ってほしかったけど。
「何で陽がいるの?部屋なら隣」
「馬鹿にすんな」
下を向いて拗ねたように言う陽。
か、かわいい。