キミが教えてくれたコト。
「琴美、帰るぞ。」


「うん!」


いつものように、京と2人で帰ろうとしていた。


「あ、あの」


ん?誰だろ~?


2人で振り返るとそこには、可愛い女の子が立っていた。


「どうしたの?」


私が声をかけると、


「いえ、あの京クンに話があって・・・。」


「え?京に?」


「はい。」


女の子はそう言うと、顔を赤くして俯いた。


ははぁ~ん。なるほど~。


「いいよ、いいよ。京、私先に帰ってるから!」


「おいっ!」


「じゃ~ぁね~!」


京は慌ててたけど、ほっといた。


私がいたら、たぶん邪魔だから。


京はやっぱりモテるんだな~


あの子可愛かったし、京はなんて返事するんだろー?


OKしたら、私は邪魔になるよね。


そしたら、どーしよっかなぁ~


なーんて、一人で考えながら、歩いていた。
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